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教授挨拶message from professor
教授挨拶
自分や自分の家族が受けたい医療を
兵庫医科大学 呼吸器外科
主任教授
舟木 壮一郎
主任教授
舟木 壮一郎
この度、令和6年4月1日より呼吸器外科の教授を拝命致しました舟木 壮一郎と申します。
呼吸器外科では肺・胸膜・縦隔に生じる悪性腫瘍(癌・がん)を中心とした、あらゆる疾患に対して手術による治療を行っております。
日本における臓器別がん死亡者数が最も多い肺癌をはじめとして、心臓周囲から発生する縦隔腫瘍(胸腺腫・胸腺がんなど)、そして当科の最も得意とし国内最多の症例数を誇る胸膜中皮腫まで、胸部悪性腫瘍の全域を網羅した対応が可能であることが当科の強みです。これらの胸部悪性腫瘍に対する知見や治療法はこの20年間で大きく進歩し治療成績も飛躍的に向上しました。
呼吸器外科では肺・胸膜・縦隔に生じる悪性腫瘍(癌・がん)を中心とした、あらゆる疾患に対して手術による治療を行っております。
日本における臓器別がん死亡者数が最も多い肺癌をはじめとして、心臓周囲から発生する縦隔腫瘍(胸腺腫・胸腺がんなど)、そして当科の最も得意とし国内最多の症例数を誇る胸膜中皮腫まで、胸部悪性腫瘍の全域を網羅した対応が可能であることが当科の強みです。これらの胸部悪性腫瘍に対する知見や治療法はこの20年間で大きく進歩し治療成績も飛躍的に向上しました。
この背景にはロボット支援下手術などの身体に優しい低侵襲手術をはじめとした手術技術の進歩と、それを支える画像・検査技術、さらに放射線治療・薬物療法の進歩が深く関係しております。したがって、これからの呼吸器外科治療は、外科的側面だけでなく疾患全体を俯瞰し、多角的かつ包括的な手法を用いて取り組む姿勢が重要になると考えられます。そのうえで、患者さんの個々の状態に配慮した個別化治療がますます重要になっていくことが予想されます。
私たちは大学病院として全国でも屈指の手術数を誇るとともに、最近話題の免疫治療をはじめとしたがん薬物療法にも豊富な経験を有しております。施設内では呼吸器内科・放射線科・病理診断科・リハビリテーション科・がんセンター・中皮腫センターなどの各部門とスムーズに連携したシームレスな治療を実現しております。これらの経験を基に安心・安全な治療を提供することを第一に日々心掛けております。
兵庫県における呼吸器外科診療の中心・最後の砦としての責務を果たすべく医局員一同尽力して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。
私は平成13年に大阪大学を卒業後、旧第一外科に入局し関連病院で外科研修を終えたのち、呼吸器外科医としての第一歩を踏み出したのが宝塚市立病院でありました。宝塚市立病院では胸腔鏡手術を数多く経験する機会に恵まれました。その後、赴任した大阪市立総合医療センターでは進行肺癌の拡大手術から当時でもまだ国内黎明期であった臨床試験に触れる機会にも恵まれました。
平成19年に大阪大学に帰局してからは肺癌だけでなく、縦隔腫瘍などの比較的稀な胸部悪性腫瘍や数多くの脳死肺移植・国内で心肺移植手術を経験して参りました。さらにそれらの技術を進行肺がんや縦隔腫瘍の拡大手術にも応用してきました。
一方、研究面では、循環がん細胞に注目したバイオマーカー研究やEMT(Epithelial-mesenchymal Transition;上皮間葉移行)経路に着目したがん悪性化や薬物耐性化のメカニズムの解明、さらに肺がん微小環境下での免疫チェックポイント経路に関する研究などがん研究を中心に行ってまいりました。また基礎研究教室にも所属し遺伝子の配列に依らないepigenetic変化による発がんメカニズムの解明など分子生物学的アプローチも学び、基礎研究の重要性を知る貴重な機会に恵まれました。これらの知見を基に、今後、内外の研究機関とも協力して肺癌だけでなく当科がもっとも得意とする難治性の胸膜中皮腫にも研究応用して参ります。
ここ20年間で肺がん治療は飛躍的に進歩しました。がん化に関係するドライバー遺伝子の発見から、その分子標的治療薬の開発、そして本庶佑先生が発見されてのちにノーベル賞受賞に繋がった免疫チェックポイント経路とその阻害薬の登場など、いずれも基礎研究が土台となった治療法であります。
臓器別がん死因の第一位である肺癌の克服には、研究と臨床が両輪となって協調して前進していく必要がございます。そしてその原動力として最も不可欠なのは人材であると考えます。つまりこれからの呼吸器外科の進歩に最も重要なのは人材育成にあると言っても過言ではありません。
中国には「十年樹木、百年樹人」という故事がございます。これは、木々を育てるのには10年、人を育てるには100年かかるという人材育成には大変な労力と時間を要することを意味します。外科医離れが叫ばれて久しいですが、外科の枠組みにとらわれず、自由な発想で些細な日常診療からも新しい発見が出来るようなリサーチマインドを持った若手外科医の育成に尽力して参ります。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
私たちは大学病院として全国でも屈指の手術数を誇るとともに、最近話題の免疫治療をはじめとしたがん薬物療法にも豊富な経験を有しております。施設内では呼吸器内科・放射線科・病理診断科・リハビリテーション科・がんセンター・中皮腫センターなどの各部門とスムーズに連携したシームレスな治療を実現しております。これらの経験を基に安心・安全な治療を提供することを第一に日々心掛けております。
兵庫県における呼吸器外科診療の中心・最後の砦としての責務を果たすべく医局員一同尽力して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。
私は平成13年に大阪大学を卒業後、旧第一外科に入局し関連病院で外科研修を終えたのち、呼吸器外科医としての第一歩を踏み出したのが宝塚市立病院でありました。宝塚市立病院では胸腔鏡手術を数多く経験する機会に恵まれました。その後、赴任した大阪市立総合医療センターでは進行肺癌の拡大手術から当時でもまだ国内黎明期であった臨床試験に触れる機会にも恵まれました。
平成19年に大阪大学に帰局してからは肺癌だけでなく、縦隔腫瘍などの比較的稀な胸部悪性腫瘍や数多くの脳死肺移植・国内で心肺移植手術を経験して参りました。さらにそれらの技術を進行肺がんや縦隔腫瘍の拡大手術にも応用してきました。
一方、研究面では、循環がん細胞に注目したバイオマーカー研究やEMT(Epithelial-mesenchymal Transition;上皮間葉移行)経路に着目したがん悪性化や薬物耐性化のメカニズムの解明、さらに肺がん微小環境下での免疫チェックポイント経路に関する研究などがん研究を中心に行ってまいりました。また基礎研究教室にも所属し遺伝子の配列に依らないepigenetic変化による発がんメカニズムの解明など分子生物学的アプローチも学び、基礎研究の重要性を知る貴重な機会に恵まれました。これらの知見を基に、今後、内外の研究機関とも協力して肺癌だけでなく当科がもっとも得意とする難治性の胸膜中皮腫にも研究応用して参ります。
ここ20年間で肺がん治療は飛躍的に進歩しました。がん化に関係するドライバー遺伝子の発見から、その分子標的治療薬の開発、そして本庶佑先生が発見されてのちにノーベル賞受賞に繋がった免疫チェックポイント経路とその阻害薬の登場など、いずれも基礎研究が土台となった治療法であります。
臓器別がん死因の第一位である肺癌の克服には、研究と臨床が両輪となって協調して前進していく必要がございます。そしてその原動力として最も不可欠なのは人材であると考えます。つまりこれからの呼吸器外科の進歩に最も重要なのは人材育成にあると言っても過言ではありません。
中国には「十年樹木、百年樹人」という故事がございます。これは、木々を育てるのには10年、人を育てるには100年かかるという人材育成には大変な労力と時間を要することを意味します。外科医離れが叫ばれて久しいですが、外科の枠組みにとらわれず、自由な発想で些細な日常診療からも新しい発見が出来るようなリサーチマインドを持った若手外科医の育成に尽力して参ります。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
経歴
- 平成13年3月
- 大阪大学医学部医学科 卒業
- 平成13年4月
- 大阪大学医学部第一外科医局 入局
- 平成14年6月
- 大阪厚生年金病院 外科
- 平成16年6月
- 宝塚市立病院 呼吸器外科
- 平成18年4月
- 大阪市立総合医療センター呼吸器外科
- 平成19年4月
- 大阪大学医学部附属病院 呼吸器外科
- 平成24年1月
- 大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器外科 助教
- 平成28年4月
- 大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器外科 講師
- 令和 3年12月
- 大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器外科 准教授
- 令和 6年4月
- 兵庫医科大学 医学部 呼吸器外科学 教授 就任
学位
- 2011年9月
- 医学博士学位(大阪大学)
所属学会 学会役員 学会資格
- 外科専門医・指導医
- 呼吸器外科専門医 評議員
- がん治療認定医
- 胸部外科学会 評議員
- 関西胸部外科学会 評議員
- 肺癌学会評議員
- 胸腺研究会 理事
- ダビンチ コンソール(術者)ライセンス、
プロクターライセンス





